2024.04.01
【STUDIOでできること・できないこと】エキスパートが解説!(2024年6月更新)
みなさんこんにちは。FMC広報スタッフです。
この度FMCは、ノーコードツールSTUDIOのSTUDIO Expertsに就任いたしました。
すでに沢山活用させていただいているSTUDIOですが、これを機にさらにお客様のニーズに合わせて柔軟な制作をご提供したいと思います!
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今回のブログでは、STUDIOを利用したWebサイト制作で「できること」と「できないこと」を、実制作を通して感じたポイントを中心にご紹介します。
これからWebサイト制作をしたいと考えている方は、ぜひSTUDIOを活用した制作を選択肢に入れていただけますと幸いです!
1.STUDIOとは
STUDIOとは、日本初のノーコードデザインツールです。
従来のWebサイト制作では、HTMLをはじめとしたプログラミング言語を使用してコーディングを行い、ページを構築するという工程が必須でした。しかし、STUDIOのようなノーコードツールではコーディングの工程が不要のため、デザインにこだわったWebサイトをエンジニアの手を借りずに制作することができます。
FMCでは、予算が限られているお客様や、短期間で質の高いWebサイトをリリースしたいお客様にSTUDIOを利用した制作をおすすめしています。
以前は機能が限定されていたSTUDIOですが、現在進行形で次々に便利な機能が実装され、サービスがアップデートされており、STUDIOで対応できない条件がない限りは基本的にどんなお客様にもおすすめできるようになりました。
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2.STUDIOでできること
「これってSTUDIOでできるの?」という疑問を持っている方は多いかと思います。
STUDIOには現時点で4つの料金プランがあり、プランによってできることが変わっていきます。特定のプラン以上でしか使えない機能もあるので、注意が必要です。
■GA、GTMとの連携
GA、GTMとの連携は、有料プランのご契約で可能になります。IDを取得し、入力欄に入力するだけで簡単に連携することができます。
▼詳しい手順については下記をご参照ください。
Googleタグマネージャーを使ったクリックイベントの計測も、同様に有料プランのご契約で可能です。
■Google reCAPTCHAとの連携についても有料プランのご契約で可能になります。
■CMSの予約投稿
管理画面から下書きにある投稿の公開日を未来の日付に設定し「公開を予約する」ステータスに変更するだけで簡単に予約投稿の設定を行うことができます。
■パスワード保護
サイト全体のパスワード保護は、STUDIO有料プランのご契約で可能になります。
ポートフォリオサイトや近年増えている結婚式のインビテーションサイトなど、パスワードを知っている人にだけサイトを公開したい場合も簡単に設定することができます。
3.工夫すればできること
■背景動画の埋め込み
Vimeoの有料プランを契約し、iframeで埋め込むことで実現可能です。
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■自動返信メール
GoogleスプレッドシートとZapierという別のサービスをを使用することで自動返信メールの機能を作ることが可能です。 ただし、STUDIO内にてデータ保護などが完結できないので、取扱には注意をする必要があります。
4.STUDIOでできないこと
■ページネーション
投稿一覧ページなどのページネーション機能は現時点でSTUDIOでは使用できませんが、「もっと見る」ボタンで代用することができます。
■スクロールと連動して動くアニメーション
STUDIOでは出現時のアニメーション演出を秒数や動きを指定して実現することができますが、スクロールに合わせてページが変化するなど、スクロールと連動して動くアニメーション演出は実現できません。
しかし、現状で実現できるアニメーションだけでもリッチなwebサイトは十分に作成できます。
FMCが担当した下記のサイトは、STUDIOの標準機能で実現できるアニメーションを工夫して制作しました。(STUDIOのピックアップサイトにも選ばれました!)
■フォントサイズの相対値指定
フォントサイズはpxでの指定のみで、%やvwでの指定をすることは現時点でできません。デザインによっては、細かなレスポンシブの調整がしにくいこともあります。
しかし、STUDIOではPC、タブレット、モバイルなど各ブレイクポイントを設定し、ブレイクポイントごとにフォントサイズを指定することができます。
■条件検索機能
STUDIOではカテゴリ×タグ、カテゴリ×キーワードといった条件検索の実装ができません。
CMSの絞り込みにこだわりたい場合は別のツールやサービスの利用がおすすめです。
■フォームで送信された添付ファイルは管理画面からしか確認できない
STUDIOで作成するフォームには、ユーザーがPDFやPNG等のファイルをアップロードする機能がありますが、管理者への通知メールでは確認ができません。また、フォームと連携したGoogle スプレッドシートからもファイルの確認はできません。
そのため、ユーザーから送信された添付ファイルはSTUDIOのフォーム管理画面から確認する必要があります。特に採用サイトのエントリーフォームとして使用し、応募者の履歴書を受け付けるような場合に確認が面倒になりそうです。
5.STUDIOで作れないサイト
■ECサイト(決済機能/カート機能の実装)
決済機能・カート機能はSTUDIOにないので、商品を販売したい場合は他のECショップ作成サービスを利用し、外部リンクを設置して決済はそちらで行う必要があります。
ECショップ作成サービスではLPのような込み入ったデザインのページを作成することはできないことが多いので、STUDIOで商品訴求のためのLPを作成し、販売自体は別のサービスを利用する、という形での活用もおすすめです。
■会員機能のあるサイト
会員データを管理する機能はないので、会員機能のあるサイトの作成は不可です。
■予約機能のあるサイト
予約機能も同様にSTUDIOにはないので、他の予約サービスを利用し外部リンクを設置するという方法がおすすめです。
実際に、弊社でSTUDIOを利用して制作させていただいた「銀座 ゆかり~紫~」様の店舗サイトでは、予約機能は別のサービスを利用し、外部リンクを設置しています。
6.さいごに ― 情報収集にはSTUDIO Communityがおすすめ!
今回は、STUDIOでできること、できないことを実制作を通して感じたポイントを中心にご紹介しました。新たにWebサイトを作って情報を発信したい!と考えている方はぜひ、選択肢にSTUDIOも入れてみてください。
なお、STUDIOの情報収集にはSTUDIO Communityがおすすめです。わからないことを検索すると解決策が出てくることもありますし、ない場合は質問すると同様にコミュニティに参加している方から解決策を教えてもらえることがあります。
例えば、以前弊社スタッフがコミュニティに質問を投げたところ、標準機能では実現できないがカスタムコードを活用して解決できることを教えていただきました。
STUDIOについて興味が出た、STUDIOを利用してサイトを制作したいという方は、ぜひ弊社のお問合せフォームよりご連絡ください!
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