こんにちは、FMC広報です。IT業界の広報としてやはり扱わないわけにはいきません。そう、最近、話題になっているツール「ChatGPT」。

「何かやらないとまずい」と思っていても「そもそもChatGPTって何？」と感じている方は少なくないのではないでしょうか。

本記事では、ChatGPTについてChatGPT本人に解説してもらいながら、筆者が補足説明する形で、ChatGPTを解説していきます。

ChatGPTとは？

ChatGPTとはどのようなアプリケーションなのでしょうか。せっかくなのでChatGPTに説明してもらいましょう。

ChatGPTは、OpenAIが開発した大規模な自然言語処理モデルです。ChatGPTは、一連のテキストベースの会話を通じてユーザーと対話することができます。人間の対話パートナーのように応答し、質問に答え、情報を提供し、意見を述べることができます。

ChatGPTは、GPT（Generative Pre-trained Transformer）という技術の一種であり、事前に大規模なテキストデータセットを学習して、その文脈から次の単語やフレーズを生成する能力を獲得します。GPT-3.5は、その最新バージョンであり、多くの一般的な知識を持ち、様々なトピックに関する質問や対話に対応することができます。

ここで「OpenAI」と「自然言語処理モデル」という2つの専門用語が登場しました。

OpenAIは、人工知能の研究開発を行う非営利法人です。「人類全体の利益を追求し、AIの恩恵を広く普及させること」というミッションの元、高度なAI技術を開発・提供しています。

一方の自然言語処理モデルとは、コンピュータが人間の言語を理解し、処理するために使用されるプログラミングのことを指します。自然言語処理モデルとAIを組み合わせることで、まるで人間が話しているかのような文章を生成可能です。

つまりChatGPTとは「文章のAI」なのです。OpenAIは非営利法人なので、基本的に無料でChatGPTを利用できます。ぜひ試してみてください。

ChatGPTにできること

具体的に、ChatGPTはどんなことができるのでしょうか。これもChatGPTに聞いてみましょう。

ChatGPTは、以下のようなことができます:

1. 一般的な質問への回答: ChatGPTは幅広いトピックに関する質問に答えることができます。歴史、科学、文化、エンターテイメントなど、さまざまな分野についての知識を持っています。
2. 情報の提供: ChatGPTは、特定のトピックについての情報を提供することもできます。ニュース、定義、説明、統計データなどの情報をリクエストすることができます。
3. 対話: ChatGPTは人間のように対話し、ユーザーとの会話を継続することができます。質問やコメントに対して返答し、ディスカッションを行うことができます。
4. 文章の生成: ChatGPTは文章を生成する能力も持っています。具体的な要求や指示に基づいて文章を作成し、ストーリー、詩、議論などの文章を生成することができます。
5. アドバイスや意見の提供: ChatGPTは、一般的なアドバイスや意見を提供することができます。個人的な問題、創造的なアイデアの探求、意思決定のサポートなど、様々な場面でアドバイスを求めることができます。

ただし、ChatGPTは人工知能のモデルであり、その回答や生成結果は学習データに基づいています。正確性や完全性を保証するものではありません。また、医療や法律などの専門的な分野に関しては、専門家や正確な情報源に相談することが重要です。

以上の通りで、文章にまつわることなら基本的になんでもできます。

個人的に「脅威」だと感じるのが「ストーリー、詩、議論などの文章」を生成できる点です。この技術がより成熟すれば、映画の脚本などを書いてもらうこともできてしまうでしょう。

ChatGPTはどんな業務を代替するのか

では具体的に、ChatGPTを仕事で利用する際の活用例を紹介していきます。こちらも早速、ChatGPTに聞いてみましょう。

ChatGPTは、さまざまな仕事で活用することができます。以下に、いくつかの活用方法の例を挙げます。

1. カスタマーサポートの自動化: ChatGPTを使って、基本的なカスタマーサポート業務を自動化することができます。ChatGPTを顧客対応のチャットボットとして導入することで、一般的な質問への迅速な回答や問題のトラブルシューティングを行うことができます。
2. オンラインチャットのサポート: ChatGPTをウェブサイトやアプリのオンラインチャット機能に組み込むことで、ユーザーが疑問や問題を尋ねる際に即座に対応することができます。これにより、リアルタイムのサポートを提供し、顧客満足度を向上させることができます。
3. 情報検索と要約: ChatGPTは、大量の情報から必要な情報を収集し、要約して提供することができます。特定のトピックに関する情報や最新のニュースを収集し、要約して関係者に提供することで、効率的な情報管理や意思決定を支援することができます。
4. パーソナルアシスタント: ChatGPTを個人やチームのパーソナルアシスタントとして活用することができます。予定管理やタスクの管理、リマインダーの設定など、業務の効率化や時間管理のサポートを行うことができます。
5. コンテンツ生成: ChatGPTは、コンテンツの生成や執筆の一部を支援することができます。ブログ記事、商品の説明文、広告キャンペーンのコピーなど、特定のテーマやスタイルに基づいて文章を生成することができます。

これらは一部の例であり、ChatGPTの活用方法は業界や特定のビジネスニーズによって異なる場合があります。ChatGPTを活用する際には、データセキュリティや倫理的な考慮事項にも留意しながら、適切な導入方法を検討することが重要です。

例えば「5.コンテンツ生成」は、まさに本記事がそうです。基本的にChatGPTに説明してもらってから、補足説明だけ人間が行なっています。

現時点で注目されているのは、やはり「1.カスタマーサポート」と「2.オンラインチャットのサポート」によるチャットボット代行です。また「3.情報検索と要約」は、例えば決算資料などのIR情報を要約してもらう時に非常に便利です。

筆者が個人的に気になっているのが「4.パーソナルアシスタント」です。スケジュール管理ツールと連動することで、ちょっとした秘書として活用できます。ここにAI音声サービスを組み込み、自分の好きな声優に喋ってもらえたら……。などなど、可能性は未知数です。

ChatGPTが世界をどう変える？

ここまで解説してわかる通り、ChatGPTが世界を大きく変える破壊力を持つツールであることがわかります。では具体的に、ChatGPTは世界をどのように変えていくのでしょうか。これもChatGPT本人に聞いてみます。

ChatGPTは、さまざまな方法で世界を変える可能性を持っています。以下にいくつかの変革の可能性を示します。

1. コミュニケーションの向上: ChatGPTは、言語理解と生成の能力を持っており、人々のコミュニケーションを強化することができます。言語の壁を超えて、異なる言語や文化間でのコミュニケーションを容易にすることができます。
2. 教育とアクセスの拡大: ChatGPTは、知識の提供や質問応答のサポートを行うことができます。これにより、教育の分野で学生や教師の学習や教育へのアクセスを拡大することができます。
3. 情報の共有と普及: ChatGPTは、大量の情報を処理し、要約して提供することができます。これにより、情報の共有と普及が容易になり、知識のアクセスが改善されます。
4. パーソナルアシスタントの進化: ChatGPTをパーソナルアシスタントとして活用することで、個人や組織の業務効率や時間管理が向上します。日常的なタスクの自動化やサポートにより、生産性を高めることができます。
5. クリエイティビティの促進: ChatGPTは、文章生成の能力を持っています。この能力を利用して、クリエイティブなコンテンツやストーリーを生成し、芸術やエンターテイメントの領域で創造性を促進することができます。

ただし、ChatGPTの進展と普及にはいくつかの課題も存在します。エターナルセンス（永遠の理解）やバイアスの問題、プライバシーやセキュリティの懸念などが挙げられます。適切な倫理的なガイドラインや制御策の確立が重要です。

以上のように、ChatGPTはコミュニケーション、教育、情報共有、効率化などの領域でポテンシャルを持ち、世界を変える可能性を秘めています。

多くの人に利用されることになるのは「2.教育とアクセスの拡大」ではないでしょうか。

従来であれば、Googleなどの検索エンジンを活用することで情報を検索していました。しかしGoogleで情報を検索することは、意外に手間がかかります。まずは自分が調べたいことを表示させるためのキーワードを入力しなければいけません。そのあと、ズラッと表示されるページから適切なものを選び、そのページから該当箇所を見つけることで、初めて自分が閲覧したい情報にアクセスできます。

しかしChatGPTであれば、文章形式の質問を投げかけるだけで、80点ぐらいの回答を提示してくれるのです。

そのうえ、ChatGPTは基本的に中立です。「右翼思想家的な回答をください」というようにバイアスを指示しない限りは、無難な回答を提示してくれます。

【さいごに】ChatGPTの活用は必要不可欠

ビジネスシーンにおけるChatGPTの活用は、もはや必要不可欠となっています。

少なくとも、まずはChatGPTを触ってみることをおすすめします。そして可能であれば、ChatGPTを日常や仕事の中で使ってみましょう。

例えば、Googleの代わりとして使ってみたり、ちょっとした遊びで小説を書かせてみたり、宿題の答えを聞いてみたり、大学のレポートを書かせてみたり……。

とにかく「AIに仕事をやってもらう」という感覚を掴むことが大切です。この感覚を養うことができれば「AIに代替される立場」から「AIを活用する立場」に移れるようになるでしょう。

誰もがAIを活用する時代が、いよいよ到来しました！