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2023.05.30

AI画像生成サービスがヤバいので一通りまとめてみました

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こんにちは、FMC広報です。ただの広報だけではなく最近のITのトレンドなどもご紹介していこうと思います。

最近はAIの進化が凄まじいわけですが、皆さんはAI画像生成サービスを触ったことはありますか?

このAI画像生成サービス、中々凄いんです。例えば次のイラストはAIが1分ほどで描いてくれたイラストです。

おそらく人間がこのイラストをゼロから描こうと思ったら、最低でも10時間はかかりそう……。これだけでもAI画像生成サービスの凄さが伝わったのではないでしょうか。

そこで本記事では、ビジネスマン向けにAI画像生成サービスを解説していこうと思います。

AI画像生成サービスとは?

AI画像生成サービスは、AIが画像を生成してくれるサービスのことです。代表的なサービスとしては以下が挙げられます。

  • midjourney
  • Stable Diffusion
  • DALL・E2
  • Novel AI

ちなみに本記事で挿入されているイラストは全てmidjourneyで生成したイラストです。midjourneyで生成されたイラストをもっと閲覧したいのであれば、midjourneyの公式Instagramを見るといいでしょう。

AI画像生成サービスの使い方

では、具体的にAI画像生成サービスはどのように使うのでしょうか。

最も代表的なAI画像生成サービスであるmidjourneyでは「プロンプト(通称:呪文)」を指示することで、AIにイラストを描いてもらいます。

midjourneyではDiscordを経由することで利用可能です。試しに「apple」と入力すると以下の4つのパターンを出力してくれます。

下に表示されている「U1」や「V1」というボタンは、高画質化や多様化のボタンです。例えば「U4」を押すと、右下のイラストの高画質版が出力されます。また「V3」を押すと左下のイラストに似たイラストを4枚提示してくれます。

ちなみに「U4」の隣にあるサイクルマークは、同じプロンプトでもう一度出力する機能です。この場合だと、また「apple」のイラストが出力されます。

AI画像の著作権は?

AI画像で気になるのは著作権です。日本ではイラストレーター界でAI画像の著作権が話題になっていました。はたしてAI画像に著作権は付与されるのでしょうか。

まず前提として、AI画像の著作権問題は白黒ハッキリしておらず、基本的にはAI画像生成サービスの利用規約に則るのが無難です。

ただし一般的には、AI画像の著作権は世界的に認められていません。midjourneyも「当サービスで生成されたAI画像はクリエイティブコモンズ扱いになる」としています。クリエイティブコモンズとは「その作品の作者であることは名乗れるが、使用停止の申し立てや費用を請求することはできない」とする権利です。

一方で、AI画像を活用して別の作品を制作した場合は、その制作過程に著作権が付与される場合があります。例えばAI画像を使って漫画を制作した場合は、そのレイアウトやセリフに著作権が発生するということです。ただしAI画像には著作権が認められません。

また、AI画像生成サービスはその性質上、アニメ作品のキャラクターの二次創作イラストを簡単に生成できます。この場合は一般的な二次創作イラストと同様に、SNSのアップや商用利用は原則禁止です。

AI画像の活用方法

それではビジネスでAI画像を活用する際は、どのような使い方があるのでしょうか。具体的には以下が挙げられそうです。

  • フリー画像サイトの代わりとして利用する
  • SNSアイコン
  • 楽曲のジャケット
  • 本の表紙
  • 背景制作の補助
  • AI画像をベースにした作品作り

メディア運営で最も想定されるシチュエーションは「フリー画像サイトの代替」です。多くのメディアで画像挿入の際に写真素材サイトを利用していますが、これはAI画像生成サービスで代替可能です。

AI画像生成サービスの最大のメリットは、世界に一枚だけのイラストを一瞬で制作できることです。Googleのアルゴリズムは「独自性のある記事」を高く評価する傾向にあるため、オリジナルの画像を利用する恩恵は大きいと言えます。

また、クリエイティブの世界では背景制作の補助で既に活用されています。2023年2月にNetflixで公開された『犬と少年』は、全ての背景でAI画像生成サービスが活用されています。これによりトータルで4〜5割の省力化に繋がったそうです。このことから、今後はソーシャルゲームの背景で活用されることが予想されます。

【さいごに】イラストレーターとの向き合い方

企業の中には、イラスト制作をイラストレーターに外注していることもあるかもしれません。しかし簡単のイラストであれば、正直なところ、AI画像生成サービスで十分になってきています。ビジネス上の戦略として、イラストレーターの代わりにAI画像生成サービスを活用するのは妥当な選択でしょう。

しかしその一方で、AI画像生成サービスにできないこともあります。例えば現時点では、1枚のイラストに対して細かく注文することはできません。また、こちらの思っていた通りのイラストが出来上がることは滅多にありません。良くも悪くもAI画像生成サービスは、偶発性の高いサービスなのです。

ここにイラストレーターの強みがあります。イラストレーターであれば、クライアントの要求通りにイラストを制作してくれるはずです。

イラストレーターとAI画像生成サービスの使い分けは、ここにあります。AI画像生成サービスが得意なところとそうでないところを見極めて、より良い形でイラストレーターとの関係構築に努めていくのがいいでしょう。

ここまで読んでいただきありがとうございます。今後も定期的にIT業界のトレンドを発信をしていきますので、少しでも読んでいただいたみなさまのお役に立てれば幸いでございます。

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