2024.12.09
「体験をデザインする」ことで誰もが好きを実現できる場所をつくる。FMCとしてのあり方。
こんにちは、代表の安東です。今回はFMCの今、について書いてみたいと思います。
FMCは今、絶賛変化をしているタイミングです。
この1年でも、コンテンツ東京の出展、事務所の移転、StudioExpertとしての取り組み、経営理念の見直しなどいくつかの新しい挑戦を行いました。それらの出来事を振り返りながら、改めて考えを整理してみたいと思います。
会社は人。
会社は”人”。まじでそう。これはもう絶対そう。
そこにいる人が、その会社を形成していって、企業としての人格となります。改めてそう思うようになったのは、ビルの移転プロジェクトがはじまったところから。
自分たちはWebを中心に事業を行なっていますが、アパレルや音楽事業もやっている。それが我々の”面白み”である自覚はしていたものの、まだ”強み”にはできていない。でも、そのことがきっかけで、人に興味を持ってもらえる、または覚えてもらえることが多かったのは事実で。
自分たちの「好きなことなんでも会社でやっちゃおうぜ精神」をうまく言語化することができていない。そんな話をスタッフにぼやっと相談したところ、
わたし:Webと音楽とアパレルが一つに交わってることを体現する場所があったらいいなぁ。
スタッフ:それいいですね。なんですぐやらないんですか?
わたし:あれ、なんですぐやってないんだっけ・・・?
ということで、勝手に自分で先送りしてただけじゃん、と気づきまして・・・
それからというもの、FMCは3F建てのビルに移転して、1Fがアパレルストア、2FがWebの事務所、3Fにイベントスペース兼バーがある、という場所を夢見るようになりました。バーは去年1年間通してやった「あんくまパーク」がヒントになっています。(このネーミングもまた別のスタッフが考えてくれました)
そこからすぐに物件探し。たくさん探しました。結果的には1フロアに全てを詰め込む形になりましたが、僕らの理想郷である新しい遊び場が完成しました。この場所でFMCは数々の出来事をつくっていく予定です。
”らしさ”を灯す
2024年は、FMCの経営理念も変わりました。
旧:「世の中をシンプルに、もっとわかりやすく」
新:「”らしさ”を灯す」
です。以前のものもとても気に入っている言葉だったのですが、どちらかというとスローガンという意味合いが強く、その言葉を中心に事業が動き出しているか?と言われるとそこまでのものではなかったように思います。
新しい経営理念は公私共に仲良くさせていただいているShed inc.に伴走してもらいました。(そもそもWebサイトじゃなくて経営理念から変えるのはどう?と提案してくれたのは彼らで、目からウロコでした。そしてそのまま完全にリードしてもらう形となります笑)トータルで3〜4ヶ月程度かかったと思いますが、数々のワークショップを経て、これだ!という感じで決めることができました。※Shedとの取り組みについては近日別の記事もアップされる予定です。
その過程の中で、自分たちが目指していた”夢の3F建てのビル”は「Webもやってるけど、音楽やアパレルなど好きなこともやっている人に見られたい」というある種のメタファーだということがわかりました。つまり、自分たちがやるべきことは「好きなことを実現できる場所をつくること」。
そして、メインであるWeb事業では様々な課題を解決していき、更にプラスα、社員みんなが自分のやりたいことを自分で事業化していってほしい、という想いを込めて”じぶん事業”という名前をつけました。アパレル、音楽の次は何が生まれるかとても楽しみです。
自分たちの好きな場所があって、そこで個々の好きなことが実現できている、そんな場所が毎日顔を出す会社という空間だったら素敵やん?という心持ちです。でも、「好きなことを仕事にする」というのは簡単なことではありません。だから全員が自分自身の物語にしていくために必要なこと、大変なことも共有しましょう、と思っています。
そして何より、”らしさ”を灯すという言葉には、「あなたがあなたらしくいるための光を我々が灯します」、というメッセージも込めています。らしさがなくなってしまったら我々はなぜ存在するのでしょうか。特別人に言うような好きなことがなくてもいい。それぞれの考えがあって、その価値を尊重しあえる仲間がいることが何より大切なんじゃないかなと思います。
FMCは尖ったチームではないけど、常にフラットな気持ちをもっていて、個々の持つカルチャーを尊重しあっている。みんながいきいきと仕事している。それが豊かな状態だと考えています。
体験をデザインする
数年前のFMCはいわゆる「制作会社」でした。今ももちろん、制作をすることが主な業務となっています。でも、いつしか、この業界に求められることは急速なスピードで変化していて、ただ言われたことを形にするのだったら我々がやる必要はないのではないか?と思うようになりました。
今は制作だけではなく、制作をしながらクライアントと共に課題を解決するためのコンサルティングの要素がかなり増えてきております。大事なのは「クライアントと共に」という部分。まずはFMCがリードし、一緒に一つのチームを組み、課題を解決していく。そしてみなさんが自走していくことが一番の幸せです。
せっかくWebサイトを見直すのだったら、クライアントにとっても「あれが転機になった」と思ってもらえるような忘れられない体験にしてもらいたいです。
そもそもサイトってどういう時につくりたいか?なにか新しいことをはじめたい時や、自分の会社(またはサービス)のことを見直したい時。
それを1人だけでやるのではなく、プロである我々と相談や壁打ちをしながらつくり進められる。「どんな見せ方が伝わりやすいか?」「このサービスが出たら世の中はどう変わる?」など、こんなに楽しくてワクワクすることを一緒に考えられる、数少ない機会です。
Webサイトをつくることを「特別な体験」にしてもらいたい。今後もサービスが生まれる瞬間、ワクワクする気持ちに寄り添うパッケージをたくさんつくりたいと思っています。
※もやもや構図。こんな風に独自の価値、切り口で社会に向き合いましょう、という図です。全てはもやもやからはじまり、そこにFMCがあなたらしい企画をアウトプットしていく。お守りのような存在でいたいですね。
最後に
長々と書いてしまいましたが、FMCは今8期目を迎え、ますます変化をしていくタイミングです。自立心が芽生え、大人への一歩にむかって踏み出してきたくらいでしょうか。これからぐんぐんと成長期に入っていくフェーズになってきています。。今期は絶賛あたため中の新サービスのリリースや、都心以外の地域にサテライトオフィス設立も予定しています。
そんなFMCは現在新卒、中途採用を本格的に始めておりますので、みなさんぜひジョインしてください!
次回はFMCの採用の取り組みについて、もう少し詳しく書いてみたいと思います。
<現在募集中のFMCの採用要項について、詳しくは下記応募サイトからご確認ください>
このような方を求めてます(FMCで一緒に働きたい人 〜2020年夏編〜)
※こんな記事を以前も書いたことがあるなぁ、と見返したらかれこれ4年にもこんな記事も書いていました。「個々がやりたいことを活き活きと実現できる環境を目指していく」とあるので、結局この頃と原点は変わってないなぁとほっと一安心。