【INSIDE FMC vol.1】バラバラな個性が集まった時に「いい音」を鳴らすバンドのようなチームへ。FMCとしての表現とこれからの景色 | 株式会社FMC

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2026.07.13

【INSIDE FMC vol.1】バラバラな個性が集まった時に「いい音」を鳴らすバンドのようなチームへ。FMCとしての表現とこれからの景色

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こんにちは。FMC広報スタッフです。

本記事より、FMCのリアルな姿をお届けする「INSIDE FMC」がスタートいたします。

記念すべき第1回目は、代表・安東へのインタビュー。弊社、株式会社FMCはWebサイトの制作・コンサルティングという枠組みを超え、古着事業、アーティストマネジメント、楽曲の制作、イベントの開催など、多様な表現活動を展開しています。一見するとバラバラに見えるこれらの要素は、代表の頭の中でどのように繋がり、そしてFMCという会社はどこへ向かおうとしているのでしょうか。

今回のテーマは、現在の事業への想いから、大切にしているカルチャー、そして未来の展望まで。じっくりとお話を伺いました。

すべては地続きに。経営理念の再定義と「自分らしくいられる場所」

-最近はWeb制作の案件が数多くある中で、音楽やアパレルはもちろん、イベント企画やスペースの空間演出まで、多岐にわたるプロジェクトが動いていますよね。 Webの会社が服や音楽を扱っていること自体に興味を持たれる方も多いですが、安東さんの中ではこれらの異なる表現はどのように繋がっているのでしょうか。

安東:2024年に、経営理念を見直したんです。それまでは「世の中をシンプルに、もっとわかりやすく(社内では「よのしん」と慣れ親んでいた笑)」という理念を掲げていて、その想い自体は今も自分たちの根底でしっかりと生きています。

ただ、FMCという会社が成熟していく中で、「世の中を」という主語に少しだけ違和感を覚える時期があって。もっとシンプルに、等身大の言葉で表現した時に辿り着いたのが「自分たちが自分らしくいられる場所を作ろう」という考え方でした。

企業理念リニューアルに関しては、こちらの記事に経緯や想いを綴っています。
【Shed×FMC対談インタビュー】企業理念リニューアル「らしさを灯す」共に導いたFMCの新しい在り方。長期プロジェクトのストーリーを語る。

-「世の中へ」から、「自分たちの場所づくり」へ視点が変わっていったんですね。その「場所」への思い入れには、何かきっかけがあったのでしょうか。

安東:今思い返せば、幼少期の体験が影響していると思います。僕の実家は小学校のすぐ隣にあって、いつも近所の子どもたちが集まる「学校帰りに寄る溜まり場」のような場所でした。みんながゲームをしたり、思い思いに楽しそうにしている空間があって。僕はそこから一歩引いて漫画を読んでたりするんですが、その「みんながワイワイして楽しい空間」に自然と参加しているのがすごく好きだったんです。

テレビゲームにひとしきりハマった後、ミュージシャンを目指すようになり、大学はあっさり中退してしまいました。それから19才の時に地元埼玉の音楽スタジオ「スタジオサウンドクルー」という音楽スタジオで働くようになっても、同じような光景があったんですよね。そこは、プロの有名なアーティストがレコーディングや合宿で使っている一方で、1階の受付には近所の高校生たちが練習に来て、たまり場のようになっているんです(その時の近所の高校生が今の取締役の熊田)。プロのミュージシャンと、近所の子たちが同じ空間で混ざり合っている不思議な場でした。

その後、自分のバンドでもよく出演していた下北沢のライブハウス「GARAGE」でも、楽屋には常に音楽家や作家たちが入り混じっているサロンのような、なんとも不思議なスペースで。今思うと、それらの場所が自分の原点になっているのかなと。一見違う世界にいる「プロと近所の子たちが垣根なく交わる場所」のような、特殊だけれどそういう人たちが自然と交わる場で生まれるハプニングが好きで(笑)。そういう場所をつくりたいという想いがずっと根底にあったんだと思います。

だから、Webも音楽も服も、それぞれが別々の事業というよりも、FMCという一つの「場所」で多様な人が好きなことを表現し、交わっている感覚なんです。

「3階建てのビル」のメタファーと、良いものを「セレクト」する感覚

-様々なカルチャーが交わる場所、というイメージがすごく腑に落ちました。その「場所づくり」は、具体的にどのような形を目指しているのでしょうか。

安東:僕はよく「3階建てのビルを作りたい」という比喩を使って説明しています。具体的にはこんなイメージです。

1階(アパレル・ギャラリー)
好きな服や作品が並び、人々が気軽に訪れることができるお店フロア

2階(クリエイティブスタジオ)
我々がWebの事業やブランディング、コンサルティングを行うオフィスフロア

3階(バー・イベントスペース)
お酒を飲んだり、音楽ライブやイベントができる交流フロア

ゆくゆくはこれが4階、5階と拡張していって、みんなが好きなことを実現できるフロアがどんどん増えていけばいいなと。

-すごくワクワクする構想ですね。

安東:ただ、現状を正直に言うと、今はまだこの機能が完全に連動しているわけではなく、「それぞれ好きなことをやっているのがまだ点になっている」という段階です。でも、今のワンフロアの事務所でも、服を売っていたり、日頃からミュージシャンたちが相談にきたり、バーに同業の仲間たちが寄ってくれたり、それぞれの要素が少しずつ集まってきています。ここからどうやって有機的に交わっていくかが、うちの真髄であり、これからワクワクする要素ですね。

-そうしたカルチャーがあるからこそ、本業であるWebのコンサルや制作のクライアントワークにおいても、提供できる価値が変わってきているように感じます。今、制作会社としてどのような変化を感じていますか。

安東:僕らに限らず、だと思うのですが、今の時代的に「制作」という言葉が全然しっくりこなくなってきています。「ただのクライアントワークでサイトを作る」ということはむしろ少なくなってきており、クライアントの抱えている課題に対して、一緒にゴールを目指す伴走型のコンサルティングのような役割が求められています。「何を作るか」よりも、プロジェクト全体をどう成功に導くかの道筋を立てることが重要になっています。

-代表的なものだとAIなど、新しい技術も次々と生まれていますが、そうした時代においてFMCが選ばれる理由は何だと考えていますか。

安東:AIが一般的な最適解を出してくれる時代だからこそ、クライアントの本当の課題を導いたり、最後まで一緒に伴走してプロジェクトを成功に導く「人間」の存在が信頼され、選ばれる理由になると思っています。技術力はもちろん大切ですが、それ以上に我々スタッフ個々の持つセンスや、僕らの会社が持つ独特のカルチャーに共鳴して「この人たちと一緒に仕事をしたい」と思ってくださる方々が増えているように感じています。

最近、FMCをわかりやすく形容する言い方として「ウェブとカルチャーのセレクトショップ」と言っているのですが、雑貨屋さんが店主のセンスで良いものを集めて提案するように、Webのツールや手法、あるいは動画、モデル、音楽、広告戦略など、多様な選択肢の中からFMCのセンスで最適なものを選び、お客様に提案していく。それがこれからのFMCの大きな価値だと考えています。

変わり続けるもの、絶対に変わらないもの

-会社が成長していく中で、規模の拡大についてはどのようにお考えですか。

安東:会社をただただ大きくしたいという思いはあまりありません。それよりも、自分たちが大切にしたい「場所」やカルチャーがずっと残り続ける会社にしたいという気持ちが強いです。その場所を維持していくために適切な人数のチームがあればよくて、むやみに規模を拡大することは考えないようになりましたね。規模よりも、強い文化と人とのつながりさえあれば、その場所は守っていけると思っています。

-時代や事業が変化していく中で、10年後も絶対に変わらないFMCのアイデンティティは何でしょうか。

安東:それはやはり「人が交わる場所づくり」です。色々な人を巻き込んで、一緒に面白がる。そんな風土はずっと大切にしていきたいですね。

集まった時に「いい音」を鳴らす。FMCが描くバンドのようなチーム

-最後に、これからFMCはどんな景色を見に行こうとしているのか、そしてどんな仲間と一緒に走っていきたいか教えてください。

安東:これからは、働き方や所属の形ももっと自由になっていくべきだと思います。そんな中で、ちょっと矛盾するのですが、自分はどうしても「チームでやること」に意義を感じていて、それこそが会社でやっていることの醍醐味だと思うんですよね。なので、FMCは「一般的な会社」のイメージというよりも、「バンド」のようなチームでありたいと思っています。バンドって、それぞれが違う楽器をやっていて個性が強いけれど、集まって演奏した時に素晴らしいグルーヴが生まれますよね。

FMCのスタッフにも、それぞれが自分の個性や能力をしっかりと磨いてほしい。そして、いざチームとして集まった時に、最高のパフォーマンスを発揮して「いい音」を鳴らす。そんな仲間たちと一緒に、これからも新しい景色をつくっていきたいですね。


株式会社FMC
代表取締役 安東 裕二(あんどう ゆうじ)

衣装提供:Hoarders

株式会社FMCの代表取締役。20代から音楽活動と並行してWebディレクターとして活動。現在はデジタルを活用したコンサルティングを中心に、音楽やアパレルなどカルチャー領域の事業を展開。ビジネスとカルチャーの両方の視点を活かし、企業やサービスの魅力を整理し、伝える仕組みをつくっている。

2026/07 POOLピックアップイベント

「接続市」
マーケットイベント「接続市」。

当日は分野の異なるクリエイターが出店。
古着、アート作品、ZINE、雑貨、ハンドメイドのアクセサリー、音楽機材など、様々な愛蔵品やアートピースが並びます。

出店者
小菅くみ
小谷実由
大澤実音穂(雨のパレード)
ctlxy
Zekkan
BOXER
藤本ひかり
福永浩平(雨のパレード)
hoarders
友好商店

日時:2026年7月20日(月・祝)11:00〜17:00
会場:POOL(東京都渋谷区千駄ヶ谷1-13-11 チャリ千駄ヶ谷203)
入場料:無料

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