2026.08.17
GENDA様と創り上げる | 体験の楽しさを発信する多角的な支援。率直に意見を交わし合い、ユーザーの心を動かすクリエイティブへ。【お客様インタビュー】
「世界中の人々の人生をより楽しく」をAspiration/大志に掲げ、エンターテイメント業界のM&Aや新規事業開発をグローバルに推進する株式会社GENDA(以下、GENDA様)。グループ会社にはアミューズメント施設「GiGO」を運営する株式会社GENDA GiGO Entertainment(以下、GiGO)やカラオケチェーン店「カラオケBanBan」を運営する株式会社シン・コーポレーションなどエンターテイメント領域で事業を展開する企業が集まる。
GENDAにはファイナンス、コーポレート、テクノロジー、マーケティングやブランディング、デザインなど様々な分野のプロフェッショナルが所属しており、グループを横断してグループ企業各社を支援する体制が組まれています。
GENDAのグループ企業のひとつGiGOでは、多角化するサービスのサイト制作やインバウンド施策など、複数のプロジェクトが同時に動いていました。
私たちFMCは、これらのプロジェクトにパートナーとして参加させていただき、制作や戦略提案を担当いたしました。この記事では、プロジェクト進行における様々なエピソードをお話いただきました。

左から 藤ノ木、熊田(株式会社FMC)、ponyさん、坂田さん(株式会社GENDA)
担当者紹介
坂田さん | 株式会社GENDA
GENDAのマーケターとして、GiGOのWeb制作の全体統括や外部調整を担い、事業スピードに合わせたデジタルマーケティング戦略を推進。
ponyさん | 株式会社GENDA
GENDAのデザイナー。GiGOのWeb制作のデザインガイドラインの策定やクリエイティブ監修・ディレクションを担当。
熊田 | 株式会社FMC (取締役・プロジェクトマネージャー)
プロジェクトマネージャーとしてコンセプト策定、全体統括、管理、提案を担当。
藤ノ木 | 株式会社FMC(マネージャー・デザイナー)
インバウンド向けLPをはじめとするWebデザインとStudio実装を担当。
FMCとの出会いについて

─ まずは、GENDA様とFMCの出会いのきっかけについて教えてください。
坂田さん:もともとGiGOは、ノーコードツールのStudioを活用して内製をベースにサイト制作を行っていました。ただ、複数のプロジェクトが次々と立ち上がる中で、社内のリソースだけでは対応が難しい状態だったんです。そこで、柔軟に対応していただける外部のパートナーを探していたことが、FMCさんと出会ったきっかけです。
熊田:そうでしたね。最初は柔軟に動ける体制づくりのご相談からスタートしました。
坂田さん:制作体制を検討していたタイミングで、急遽外部IPとのタイアップLP案件が動き出しました。社内での対応が難しいタイトなスケジュールだったため、第一弾としてFMCさんにご相談したのがお付き合いの始まりです。
─ 最初の案件を実際に任せてみて、私たちとの相性や制作フローに関して、率直にいかがでしたか?
坂田さん:デザインの品質と、プロジェクトの進め方の両軸で非常に良い印象を持ちました。すでにデザインレギュレーションが決まっている状態で、制約があったかと思いますが、最初に提案してくださったデザイン案が、世界観を的確に捉えた素晴らしいものでした。また、案件を担当する別部署の者と直接やり取りをしていただく場面もありましたが、必要なポイントをうまく汲み取って柔軟に進めてくださり、その調整力の高さが印象に残っています。
はじめてのご依頼だからこそ、チームとしてより丁寧な連携を

─ 熊田さんにお聞きします。最初のプロジェクトにおいて、制作フローの構築やコミュニケーションで特に意識されたことはありましたか?
熊田:はじめてご一緒する機会でしたので、信頼関係をいかに早く構築できるかを大切にしていました。坂田さん、ponyさんをはじめ、GENDAの皆さまが丁寧に伴走してくださり、仕様の整理や関係各所への調整をスピーディに進めていただけたこともプロジェクトを円滑に進められた大きな要因でした。
ponyさん:当時は別のたくさんのLP制作のプロジェクトも並行していたため、1つのLP制作だけに工数をかけられませんでした。それでもFMCさんは、要件定義後はチャット上のやり取りでこちらの意図を正確に理解してくださって。定期的な打ち合わせを設定しなくても的確に形にしてくださるので、進行面ですごく信頼できました。
─ ありがとうございます。弊社を信頼し、継続してお任せくださっている一番の理由はどこにあるのでしょうか?
ponyさん:私や坂田が付きっきりにならず、案件によっては、現場の担当者との間で高い品質の成果物が上がってくる体制が構築できたことです。安心して任せられるという実績ができたため、重要な案件を積極的にお願いする判断に繋がりました。
坂田さん:外部委託をする上で、社内のディレクション工数が増えてしまっては意味がありませんからね。期待以上のものをしっかりと形にして戻してくださるという信頼感があったからこそ、自然と継続的なお付き合いになっていきました。
制作スタッフたちを巻き込んで「とにかく現場を知る」

─ 複数のサービスが並行して走る中で、PMとしてGENDA様に安心感を持ってもらうために、裏側でどんな工夫をしていましたか?
熊田:当時はアミューズメントという新しい業界のお仕事でもあったので、我々が知らないことは知ったかぶりをせず、すぐに聞いてみるという泥臭いキャッチアップを大切にしていました。
裏側の工夫としては、制作スタッフたちを巻き込んで、とにかく現場を知るという動きをしていましたね。世界観を深く知らないと、作るものがどうしても的外れなものになってしまいます。ゲームセンターという場所はたくさんありますが、その中で御社のブランドが他とどう違うのかを知るために、当時は週に3回くらい個人的に店舗に通い詰めていました(笑)
ponyさん:そんなに通ってくださっていたんですね!当時はちょうど、私がWebのブランドデザインガイドラインを策定している最中で、まだ細かなルールが固まりきっていない時期でした。そのような状況でも、FMCさんは店舗の雰囲気に合わせたデザインの提案を重ねてくださいましたね。
エンタメらしさを体現するインバウンド向けLPの構築

─ ここからは、特に印象深い「GiGO インバウンド向けLP」の案件について深掘りさせてください。本案件は映像から実装・多言語対応まで幅広く対応させていただきましたが、FMCからはどのような提案を行ったのでしょうか。
熊田:最初にご相談いただいた際、「旅マエ(訪日前)」と「旅ナカ(訪日中)」のお客様双方にアプローチしたいというご要望がありました。ただ、LPを制作して検索SEOで上位表示を狙うには、どうしても一定の時間がかかります。旅マエにあらかじめサイトを見てもらう即効性を担保するために、まずはターゲット層へダイレクトに届くWeb広告の活用を合わせてご提案しました。
その後のLP制作に関しては、「他社の競合さんはすでにインバウンド対策を先行して進められている中で、どうやったらGiGOならではの差別化を図れるか?」という点で、社内ミーティングを重ねました。「ただ見てもらえるLPを作るのではなく、海外のお客様にGiGOを楽しんでもらうことがゴールだ」という共通認識をもとに、よくあるサイトデザインではなく、少し攻めた提案をさせていただいています。御社がゲームセンター以外にも幅広く持たれているエンタメのワクワク感をどう落とし込むか、デザイナーの藤ノ木と進めていきました。
─ Web広告やLP制作だけでなく、印刷物や店内での操作を説明する案内動画の構成まで担当されたそうですね。
熊田:そうですね。すでに店舗に足を運んでいる「旅ナカ」のお客様に対しても、両替機や電子マネー端末(シンカターミナル)に設置するPOPや店舗ポスターなど、店内印刷物も提案させていただきました。QRコードからLPに誘導して遊び方を知ってもらう導線をつくるとともに、店舗の雰囲気に馴染むデザインに落とし込んでいます。
案内動画についても、コインの入れ方やボタン操作など誰が見ても分かるシンプルな構成・ワイヤーを作成しました。実際に自分たちでもゲームを体験し、担当者様と何度も擦り合わせをしながら、動画の完成まで並走いたしました。

GiGO インバウンド向けLP制作(https://fmc-inc.jp/works/388333/)
─ その提案を受け取られて、GENDA様としてはどう感じられましたか?
坂田さん:率直に「期待を大きく超えてきたな」と感じました。日本に旅行に来られている外国人の方がどういうテンションで体験を求めているのかというユーザー心理に寄り添った組み方になっていて、エンタメ企業ならではのワクワク感がビジュアルから伝わってきたので、見ていてすごくテンションが上がったのを覚えています。当初我々が用意していた要件定義は、どうしても企業目線の「これを知ってほしい」という硬いものになりがちだったので、それを壊してくれたのが嬉しかったですね。
ponyさん:ちょうどガイドラインが決まったばかりで、翻訳のテキストをLP上でどう見せるか模索していた段階だったのですが、FMCさんから最初に出たファーストビューの攻めた案でしたが、「要素を変更して調整すれば面白くなりそう」と、デザインの可能性を感じました。
実は、本件でご提案いただいたデザインの要素を、私が作成していたガイドラインにも一部取り入れさせていただいたんです。方向性を共に作り上げていけた感覚があり、とても感謝しています。
熊田:えっ、知らなかった!そんな風に影響を与えられていたなんて光栄です!
店舗のリアルとWebの連動性を意識したUI/UX

─ 具体的なデザインに落とし込んでいくにあたって、デザイナーの藤ノ木さんはどういった部分を意識されたのでしょうか?
藤ノ木:私たちは普段日本にいるので当たり前になってしまっていますが、「海外の旅行客から見た日本のゲームセンター」ってどう映っているんだろうというリサーチから始めました。海外にもクレーンゲーム機が置いてある場所はあるようなのですが、日本の店舗のように「プライズ(景品)がこれほど充実していて、プリントシール機があって、音ゲーがあって」という手の込み具合は世界的に見ても段違いで、日本独自の素晴らしい文化なんです。まずはその魅力を最大限に伝えることをベースに置きました。
─ 特にこだわったUIやビジュアルのポイントはどこでしょうか?
藤ノ木:海外の方が日本の見知らぬ場所に行くのって、ルールの違いも含めてすごく緊張すると思うんです。自分自身も海外旅行に行ったときにシステムがわからないと躊躇してしまうので。そこで、「楽しそう!行ってみたい!」というエンタメの熱量を見せることと同時に、「ルールの不安を丁寧に解消してあげること」の2つを両立させるUI/UXを意識しました。例えば、店内に実際にあるクレーンゲームの楽しさを見せつつ、遊び方の解説タグなどを奥にしまわず、手前に分かりやすく配置して不安を払拭するような構成にしています。

ponyさん:手前に解説を出すUIは、実用的で良いなと思いました。実際、海外のお客様ってクレーンゲームのやり方がわからないと、スタッフに質問せずにそのまま帰られてしまうことが多いんです。だから「モーダル(ポップアップ)を開かせず、手前に情報を出しておく」というFMCさんの提案は、店舗のリアルなユーザー行動とマッチしていて、大変ありがたかったです。
藤ノ木:良かったです!あとは、「店舗に実在しない要素はガイドラインとして使えないという制約の中で、どう日本らしさを補強するか」というバランスにもこだわりました。実はこのLPを作っている期間にプライベートで大阪の道頓堀に遊びに行ったのですが、現地の店舗(GiGO大阪道頓堀本店)を見に行ったら、壁面にすごく大きな和風の意匠があったんです。「これだ!」と思って、写真をたくさん撮り溜めて、その実在するデザインをプライズ紹介セクションの背景として再現しました。店舗のリアルとWebのエンタメ感を融合させる作業は、作っていて本当に楽しかったですね。
ponyさん:言われた通りに作るのではなく、ブレストの段階から一緒に入っていただき、「GiGOらしさとは何か?」を共に悩み、形にしていただけるのがFMCさんの強みだと感じています。まさに同じプロジェクトを進めるワンチームとして、心強い存在です。
広告に頼らない検索流入の実現と、高い海外SEO効果

─ 完成したLPの、具体的な成果や反響はいかがですか?
ponyさん:社内で「StudioでWebサイトを作りたい」と相談を受けた際には、このインバウンドLPを制作事例として共有することもあります。「Studioでここまで動きのあるデザインや多言語展開ができるのか」と驚かれることも多いです。
坂田さん:全体のWeb品質の水準を引き上げることができ、大きな安心感を得られました。このインバウンドLPの制作以降は、大規模なキャンペーンや「GiGO アプリ」のLPなど、デザインの難易度が高く失敗できない重要な案件において、社内でも「これはFMCさんにお願いしよう」という共通認識が自然と定着しています。
熊田:そこまで信頼していただけて本当に嬉しいです。
単なる受託を超えて、事業の成長を共に形にするクリエイティブパートナー

─ それでは最後に、GENDA様が描く今後の事業展開や、新しくチャレンジしていきたい領域についてお聞かせください。
坂田さん:直近で取り組んでいるようなアプリ展開やDXの文脈で、ゲームセンターのリアルの体験自体をデジタルの力でもっとアップデートしていきたいと考えています。それに伴ってユーザーの皆さんに楽しさを伝えていくプロモーションが今後の大きな注力軸になりますので、安定して並走してくれているFMCさんと共に、引き続き前に進めていきたいですね。
ponyさん:今回のインバウンドLPのような先駆的な制作事例を作っていきたいです。「GiGOのWebはいつもクオリティが高い」という評価を確立し、今後の標準化や横展開のロードマップをFMCさんと一緒に描いていけたら嬉しいです。

熊田:ありがとうございます。僕たちは単にWebサイトを制作するだけでなく、クリエイティブを通じてお客様にどう素晴らしい体験を届けられるかを常に考えています。「作るだけ」の制作会社ではなく、御社の事業の一部を一緒に背負うような伴走者として、マネジメントの体制もチームの実力もさらに磨きをかけてまいります。これからもどうぞよろしくお願いいたします!
藤ノ木:デザインや技術の面から、GENDA様がこれから挑戦される新しい体験の価値をユーザーにどう届けるかという部分を、一緒に作り上げていきたいです。常に最新の表現をキャッチアップし、デザイン面でも技術面でも期待に応え続けられるよう、制作させていただきます!
坂田さん:ありがとうございます。単なる受託ではなく、こうして事業の成長を見据えて率直に意見を交わしながら伴走していける関係性を、これからもぜひ長く続けていきましょう。
─ 本日は貴重なお話をありがとうございました!
- 会社名
- 株式会社GENDA
- 紹介
- 「世界中の人々の人生をより楽しく」をAspiration/大志に掲げ、エンターテイメント業界のM&Aや新規事業開発をグローバルに推進。グループ企業にはアミューズメント施設「GiGO」を運営する株式会社GENDA GiGO Entertainmentやカラオケチェーン店「カラオケBanBan」を運営する株式会社シン・コーポレーションなどエンターテイメント領域で事業を展開する企業が集まる。
