2024.12.03
【スタッフインタビュー】フルリモートワークだからこそメンバーの不安を見逃さない。エンジニアマネージャーとして全体を俯瞰したプロジェクト管理。
久保田 優貴 Yuki Kubota / マネージャー・フロントエンドエンジニア
1994年生まれ、福島県出身。大学卒業後、4年間ハウスメーカーの施工管理技士として従事。2019年、台風19号で被災した水害現場を複数棟担当。
その後フリーランスエンジニアへ転身。
今回はFMCスタッフとしてマネージャーを務めているエンジニアの久保田さんに、普段の業務や、FMCで働いて感じていることを聞いてみました。
Interviewer
FMC広報スタッフ
広報スタッフ:本日はよろしくお願いします!
久保田:よろしくお願いします。
FMCエンジニアの業務内容
-まず現在の業務内容を教えて下さい。
久保田:主にサイト制作のコーディングを行っております。種類としては、コーポレートサイトやECサイト、システム開発など多岐に渡ってコーディングに携わっております。
広報スタッフ:FMCのエンジニアチームは今何名ですか。
久保田:業務委託1名、アルバイト1名の計3名です。他にも取締役の熊田さんにもテクニカルディレクターとしてサポートしていただくことが多いです。社内メンバー以外にも外部パートナーさんとも密接に関わりながらエンジニアリングを行なっています。
マネージャーとしての役割
-久保田さんはFMCのエンジニアとしてどのような立場で制作に関わっていますか。
久保田:役職としてはマネージャーという立場で在籍しています。
広報スタッフ:どういったことをされているのでしょうか?
久保田:そうですね。主に週に数回のミーティングを行い、他のスタッフのタスク管理をしています。抱えている案件にトラブルがないかなど、助けが必要な場合はエンジニアミーティングで話し合っています。他にも外部パートナーさんにお願いしたコーディングの進捗状況を見たり、プロジェクト全体を見渡し、滞りがないよう進行しています。
広報スタッフ:エンジニアミーティングでは、タスク管理以外にはどんなことを話していますか。
久保田:そうですね。プロジェクトに関することでも、そうでないことでも、現状不安に思っていることをなんでも話せる場にしています。「納期が間に合わないかもしれない」という不安もできるだけ早く汲み取って、対応できるよう動いています。最近ですとエンジニア自身がディレクションを行い、直接お客様とお話する機会もあるので、お客様との関わり方については慎重に話しています。ときには「こうしていきたいね」というエンジニア間の共通指標を話しています。
広報スタッフ:タスク管理はもちろんのこと、メンバーの負担をいち早くキャッチできるよう「不安感」を汲み取ることを大切にされているのですね。他の部署のマネージャーとはどのような関わり方をしているのでしょうか?
久保田:エンジニアミーティングでは、基本的にディレクターやデザイナーから降りてきたプロジェクトのタスクを見ていますが、一方でマネージャー間のミーティングも実施しております。そこでは、現在弊社で抱えているプロジェクト全てに目を通す形で、進捗状況やリソース不足の問題を解決しています。
広報スタッフ:ありがとうございます。
お客様とのコミュニケーションから+αのご提案を
-では、クライアントワークを行う上で久保田さんが大事にしていることや心がけていることがあれば教えて下さい。
久保田:はい。一番大事にしていることは、お客様とのコミュニケーションです。先程申し上げた通り、エンジニアもディレクションの一部を担っている場合が多いです。例えばウェブ周りのことを知らないお客様であれば専門用語は使わず、なるべく誰もが知っている言葉でお伝えするとか。いただいたタスクだけ対応するのではなくて、「こちらの方が良いんじゃないか?」と常に別の視点からご提案ができるよう心がけています。
広報スタッフ:+αの提案ができるようにというのはFMC全体として大切にしていることですよね!今までの案件ですと、具体的にどのようなご提案をしましたか?
久保田:デザインに関わることですが「こんな文言やデザインにしたい」というご要望をいただいたとき、サイトとしてさらに良いデザインにするために、デザイナーやエンジニア目線から別のデザインの提案をしています。
エンジニアとして一番重要視しているのは、サイトとしての役割です。作っているサイトが見やすいか、理解してもらえるか、そのページにクリックしてもらえるかです。その点において、このデザインの方がクリックされやすいのではないかという提案をしています。
広報スタッフ:サイト制作のプロであるからこそ、専門的な視点で「どうしたらみてもらえるか?」を考えたご提案をされているのですね。
久保田:その通りです。例えば、お客様のご要望はシンプルな構成でしたが、動画やイラストデザインを取り入れるなど、構成的に惹きつけるものを上に持ってくることでより効果の出やすいサイトになったりします。 そういった具体的な提案をしています。
デザインやコンテンツの他にもWordPressの仕様上、反映できないデザインを指摘したり、SEOの観点から改善案を出したりなど、うちのエンジニアでないと気付けない問題があります。そこで、デザインや機能の変更をお願いすることがあります。それによって工数が減らせたり、見やすくなったりするのが利点です。
広報スタッフ:なるほどです。降りてきたデザインをそのまま実行するのではなく、エンジニア目線でサイトの内部の仕様から、リスクや改善案をご提案されているということですね。素晴らしいです。
フルリモートワークだからこそ心がけていること
-久保田さんはFMCスタッフで唯一のフルリモートワークをしているメンバーとして在籍してもらっていますが、フルリモートワークだからこそ気をつけていることなど、他のスタッフやお客様とコミュニケーションをとる際どのように関わっていますか。
久保田:そうですね。フルリモートワークで一番大事なのは、やはりコミュニケーションを取ることだと思っています。コミュニケーションの量によって、質も変わってくると思うので、自分から積極的に連絡することを心がけています。
また、連絡は必ずすぐ返すようにしています。文章でのやり取りが多いので、相手を不安にさせないよう、お互いに気持ちよく仕事ができるような会話を心がけています。基本的にはテキストベースで話していますが、自分の意図が伝わらないときはオンラインミーティングを提案して齟齬がないよう伝えています。
広報スタッフ:フルリモートワークだからこそ、久保田さん側から積極的にオンラインミーティングなどを通して会話されているのですね。
久保田:ただ、フルリモートワークとはいえ2ヶ月に1回は出社していて、そこでいろんな案件の情報共有をしています。出社日は、普段会うことができないメンバーとどうでもいい話をしたり、楽しく話しています!笑
チームでひとつのものを完成させることの魅力
ー久保田さんは様々なプロジェクトを担当されていますが、過去にあったプロジェクトの中で、嬉しかったことや成功体験があれば教えてください。
久保田:コーポレートサイトを自分1人で作ったことも成功体験ですが、パートナーさんと協力して作ったことがとても嬉しかったです。1人では作れないものをパートナーさんやデザイナーさん、ディレクター、全員で一緒に作ること自体がやりがいだと感じています。
広報スタッフ:素敵ですね。久保田さんは元々、フリーランスとしてエンジニアをやられていましたよね。そこでの働き方とFMCでの働き方の違いが関係しているのでしょうか。
久保田:そうですね。フリーランスでは、営業から始まり自分でデザインとコーディングをしてサイトを作りましたが、FMCに入社してからは、ディレクション、デザイン、エンジニアリングの流れや基礎的な部分を学ぶことができました。
また、チームで動くことによって、高いクオリティに繋がり満足度が上がっていると思います。フリーランスだと1人で動くことが多いですが、チームで動くことで複数の目で納品物を見ることができるので、より完成度の高いものが出来上がると思います。
お客さんが求めるクオリティへの期待値も変わるので、同時にエンジニアとしての技術力が求められ、自分の技術力も上がります。そういったところがやりがいです。
会社の価値を高めるために必要なこと
-久保田さん目線で今後のFMCがどういう会社であり続けたいかお聞きしても良いでしょうか?
久保田:そうですね。今のFMCメンバーの雰囲気や社風は、今までいた建設業とは違う世界に来たという印象を持っています。FMCのスタッフとして、お互いにリスペクトして高め合っていける存在であると思っています。そういった社風がずっと続いてほしいなと思います。
あとは、ディレクターもデザイナーも、経営企画もクリエイティブ能力がとても高いと感じているので、そこも魅力の一つだと思います。
広報スタッフ:ありがとうございます。最近新たにインターン生を迎えることになりましたよね。ある種、後輩のような存在ができたわけですが、今後どういう風に関わっていけたら嬉しいですか?
久保田:インターン生の小網さんは自分と同じように独学で 、既に基礎的なところを学んでいる期待の新人です。独学でコーディングを学んだ経験と重なり、大変嬉しい気持ちです。Web制作会社の基本やコーディング力、社会人の基本を一緒に培っていきたいですね。
広報スタッフ:ありがとうございます。最後にエンジニアとしての目標と今後の人生の目標を教えて下さい。
久保田:FMCのエンジニアとしての目標は、今自分はコーディングを行っていますが、システム開発系のコーディングをひとりで担当したことがありません。 今後は少し時間をかけ、自分一人でできるようなエンジニアを目指しています。
またその技術によって、お客さんに喜んでもらえるアプリケーションが作れたらと思っています。
自分自身、実家では農家、趣味ではスノボやスケボなど興味のあることがたくさんあるので、エンジニアで培った技術力がなにかとマッチして今後自分の人生の中で役に立つことを願っています。
広報スタッフ:本日はありがとうございました!