2025.10.27
【成功事例から学ぶ】採用サイトで成果を出す方法!(前編)| 誰に、何を伝えたいのかを明確に

みなさんこんにちは。FMC広報スタッフです。
「採用コストが大きい」「理想の人材に出会えない」「早期離職が後を絶たない」。 企業の成長に欠かせない採用活動において、こうした課題は多くの担当者さまが抱える悩みではないでしょうか。実は、これらの課題を解決する一つのカギが「採用サイト」にあります。 本記事では、採用サイトで成果を出すための重要なポイントを、実際の成功事例を交えながら解説していきます。
採用サイトで解決できる採用課題
まずは、よくある採用課題に対して採用サイトで解決できることをお伝えします。

課題1:採用活動の費用対効果が薄い
→ 広告からの関心を「取りこぼさず」応募へと繋げます。
候補者は、求人広告やスカウト媒体で少しでも興味を持つと、すぐには応募しません。多くの場合、「一体どんな会社なんだろう?」と社名を検索し、公式サイトを見てから応募を判断します。その受け皿となる採用サイトで企業の魅力をしっかり伝えられれば、候補者の関心を逃さず、応募を力強く後押しできます。
課題2:応募は来るが、いい人材に出会えない
→ 会社の「価値観」に共感する人に、想いを届けます。
採用サイトの強みは、給与や待遇といった「条件」だけでなく、企業の「価値観」や「社風」を深く伝えられる点にあります。自社のカルチャーや働く人のリアルな姿を発信することで、条件だけで判断するのではなく、企業との相性を重視する質の高い人材と出会いやすくなります。
課題3:採用してもすぐ辞めてしまう
→ 入社後の「ミスマッチ」を未然に防ぎます。
早期離職の主な原因は、入社前に抱いていたイメージと現実との「ギャップ」です。採用サイトでカルチャーや働き方、時には会社の課題まで丁寧に伝えておくことで、候補者は「自分に合いそうか」を客観的に見極められます。このリアルな情報開示が、入社後のミスマッチを防ぐ一番の近道になります。
成果につながる採用サイトのポイント
採用サイトで成果を出すためには、制作において以下の3つのポイントを押さえることが不可欠です。

- 誰に、何を伝えたいのかを明確に
- 求職者のニーズに合った情報の検討
- 等身大のリアルな姿を見せる
今回は(前編)として、最も重要と言っても過言ではない、1つ目のポイントを深掘りしていきます。
ポイント1
「誰に、何を伝えるか」ですべてが決まる

「誰に」伝えるか? ― 届けたい “たった一人” を決める
ここで言う「誰」とは、ターゲットとなる「求める人材」のことです。どんなスキルを持ち、どんな価値観を大切にしている人に来てほしいのか。ターゲット像を明確に描くことで、初めてその人の心に響くコンテンツ作りが可能になります。すべての人にウケようとするのではなく、”たった一人”に深く刺さるメッセージを考えることが、結果的に多くの共感を呼びます。
「何を」伝えるか? ― あなたの会社の “譲れない想い” は何か
次に「何を」ですが、これは「自社のブランド」、もっと言えば事業の根幹にあるコンセプトや経営理念、そして”想い”のことです。採用サイトで最も重要なのは、この事業の本質を候補者に理解してもらうこと。その想いに共感し、「この船に乗りたい」と思ってくれる仲間からの応募でなければ、本当の意味での成功とは言えません。
これら 「誰に、何を」 を突き詰めることが、価値観に共感する人材を引き寄せる第一歩となります。
この「誰に、何を伝えるか」を明確にすることが難しいと感じられる方も多いと思います。FMCでは初期段階からのご支援も可能ですので、お気軽にご相談ください。
【成功事例】ミスマッチ多発から、理念に共感する人材が集まるサイトへ
弊社が採用サイトのアップデートを担当した、株式会社LOIVE様の事例をご紹介します。
株式会社LOIVE様 採用サイト制作
全国でホットヨガスタジオなどを展開するLOIVE様。インストラクター採用において、以前からターゲット層の分析に力を入れていらっしゃいましたが、Webサイトでの表現に課題を抱えていました。
課題:企業の”想い”が伝わらず、入社後のミスマッチが発生
サイトリニューアル以前は、求職者が企業の理念やカルチャーを十分に理解できないまま入社し、結果としてミスマッチが起きてしまうことが課題でした。
そこで、まずプロジェクトのゴールを明確にするために、ご担当者様と綿密なコミュニケーションを重ねました。理念を再確認し、社内にある独自のカルチャーや「想い」を一つひとつ言語化していくことで、企業が持つ魅力の輪郭をはっきりとさせていきました。
その中で見えてきた「企業らしさ」を核としたコンセプトを設定。
このコンセプトを軸に、伝えるメッセージの再定義、コンテンツ制作、デザインの見直しといった具体的な施策に落とし込み、サイト全体で一貫した「想い」が伝わるよう設計しました。
成果:カルチャーフィットする人材が集まり、ブランド価値も向上
リニューアル後、採用活動にもポジティブな変化が生まれました。
応募者数が増加したのはもちろん、応募の段階で企業の理念や社風への理解が深まったことで、マッチングの精度が向上。企業文化にフィットした人材の獲得が実現し、組織全体の強化にも繋がっています。
また、この取り組みは社内の一体感を高めるきっかけにもなりました。さらに、サイトを通じて企業の「想い」が社外のステークホルダーにも伝わるようになり、顧客との関係性強化といった副次的な効果も生まれています。
株式会社LOIVE様(旧LIFE CREATE様)のインタビュー記事はこちら

さいごに
今回は、採用サイトで成果を出すための最初のポイント「誰に、何を伝えるか」について解説しました。 後編では、残りの2つのポイント「求職者のニーズに応える情報設計」と「等身大のリアルな姿を見せる方法」について、さらに詳しくご紹介します。どうぞお楽しみに!



